帰化と永住どちらがいいの?
- 行政書士法人パートナー
- 2020年9月29日
- 読了時間: 2分
長期に、日本に滞在したい場合は、帰化か永住をする方が一般的かと思います。
当社にお問い合わせいただく中で、帰化・永住どちらがいいでしょうか。というご質問が非常に多いです。
帰化と永住どちらがいいのかは、その方の状況や国籍により変わってきます。
では、どこがポイントになるのでしょうか。
ポイント1 年収
【永住】
過去5年間、扶養人数に応じた一定水準以上の年収が必要です。
●在留資格が就労系(技人国、経営・管理など)
就労系の在留資格を持っている方のみの収入が一定以上の水準である必要があります
●在留資格が身分系(日本人配偶者、定住者など)
すべての家族(住民票に載っている方)の収入を合算して、一定以上の水準であること
【帰化】
同じ住所に住んでいる方を『同一世帯』とし、資産や技能からみて生計を営むことができること。
ポイント2 年金の支払い状況
【永住】
過去5年分の年金記録が必要です。
※また、一定期間は支払いの遅れや、免除等があってはいけません
【帰化】
過去1年分の年金記録が必要です。
ポイント3 日本語能力
【永住】
日本語能力は審査対象ではありません。
【帰化】
小学校4年生程度(N3程度)の日本語能力が必要です。
ポイント4 国籍
【永住】
現在の国籍を失うことはありません。
【帰化】
国籍が日本に代わりますので、現在の国籍はなくなります。
このように、永住と帰化にを選ぶかは、ご自身の状況が大きく影響を受けます。
帰化の方が、簡単かと思われるかと思いますが、中国のように自分の意志で国籍を離脱した人が元の国籍に戻ることはかなり難しい国もあります。
また、交通違反などの法律違反がある方の場合は、永住・帰化双方の審査に影響を及ぼします。
永住か帰化をお考えの方は、まずは当社までご相談ください。

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