日本で長く生活していきたい方が取得する『永住ビザ(永住者)』ですが、永住者となると在留期間の更新手続きが不要になりったり、日本の銀行で住宅ローンを組めるようになり、ほかの在留資格に比べて、優遇されています。
ご自身で、永住ビザを申請されて何度も不許可になる方の相談が多く寄せられます。
では、なぜ不許可になるのでしょうか。
それは、いくつかあるポイントを押さえていないことが多いからです。
本日は、ポイントの1つである『年金』についてご案内します。
日本の年金制度って?
日本の年金制度には、一般的には『国民年金』と『厚生年金』という制度があります。
『国民年金』は、国籍に関係なく日本に住んでいる20歳以上60歳未満の全員が加入する必要があり、基礎年金とも呼ばれています。
一方『厚生年金』は、民間企業の従業員や公務員等を対象に、国民年金に上乗せして給付する制度です。給付額は、在職中の給与金額や加入期間によって変わります。
永住ビザ申請時に確認される年金ってどれ?
永住ビザ申請時に支払い状況を確認される年金は『国民年金』です。
永住ビザを申請するときに年金の書類は必要なの?
年金の加入状況・支払い状況がわかる資料である『被保険者記録』を提出するこちが一般的です。この書類は、年金事務所で取得することができます。
年金を支払っていない期間(未納期間)や免除を受けていても大丈夫?
現在、年金に加入している場合でも、過去に未払期間や免除を受けた期間がある方は、要注意です。
最近の傾向としては、過去5年間の年金記録について審査されます。
つまり、過去5年間に未納期間や免除を受けていた期間がある場合は、不許可になる可能性が高くなります。
どうして、未納や免除があるとだめなの?
永住ビザの審査では、過去5年間に一定以上の収入があり、安定的に生活していることが審査のポイントになります。
過去5年間に未納や免除があるこは、当時は安定的に生活できていなかったと判断されるためです。
未納や免除がある場合はどうしたらいいですか?
未納や免除がある場合は、追納(遡って支払う)ことが大切です。
そして、一定期間を置いてから、改めて申請することをお勧めします。
期間についてですが、申請する方の状況や未納・免除の時期や期間により変わりますので、ビザ専門の行政書士に相談することをお勧めします。
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